妊娠期間(妊娠週数)
妊娠期間(妊娠週数)について
妊娠期間の定義は、最終月経開始日から起算して、分娩予定日を満280日とします。また、28日を妊娠歴の1ヶ月と定め、妊娠持続を10ヶ月(40週)とします。
最終月経開始から37週以降~42週未満の出産を正期産といいます。出産の80パーセントがこの正期産の期間に生まれてきます。胎児の予後は良好です。
37週以前(正確には22週~37週未満)に生まれてきた場合は、早産となります。早産は約5%の頻度になります。32週未満の出産の場合は。合併症のリスクが高くなるという報告があります。
22週未満の場合は、流産となります。22週未満の場合、母体の外での生活が不可能の為、流産となります。流産については、約15%(6~7人に1人)の頻度で起こっているのが現状になります。
正期産の42週を超えた場合は、過産期と呼ばれ、過期妊娠となります。過期妊娠の場合、胎児の育ちすぎ(巨大児)や羊水過少による胎児機能不全、羊水混濁による胎便吸引症候群(MAS)等のに陥る可能性があります。
また、人工中絶が可能なのは、22週未満になります。