プロラクチン
プロラクチンについて
プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)とは下垂体前葉から分泌されるアミノ酸由来のホルモンになります。
【作 用】
女性における
・乳腺の発達
・乳汁分泌、産生
・排卵の抑制
【分泌調整】
・視床下部から放出されるプロラクチン放出ホルモン(TRH)により、分泌増加
・視床下部から放出されつプロラクチン抑制ホルモン(PIH)により、分泌抑制
プロラクチンは乳汁分泌に大きく関与してきます。出産後プロラクチンは、分泌増加し乳腺へ働きかけ、乳汁産生と乳汁分泌を促します。それにより、出産1~3日あたりで乳汁の排出が始まってきます。
乳頭に刺激が加わると、下垂体後葉からオキシトシンが分泌され、乳汁が排泄されます(射乳反射)。赤ちゃんが授乳されると、それによりさらにプロラクチンが放出され、乳汁産生・分泌が行われます。それに伴い、プロラクチンには排卵抑制の働きがあります。つまち、授乳をおこなっている場合、排卵が抑制され、妊娠が抑制されます。授乳を行わない場合は、半年くらいで月経が再び始まります。
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