セルフケア

ストレッチについて

ストレッチとは、目的とする筋肉を伸ばしていき、筋肉の状態を整えるものです。筋肉柔らかくすることにより、関節の可動域が広がり怪我をしにくくなります。また、そのほかにも筋肉の働きを最大限に引き出すこともできます。

今は非常に一般的になっており、ご家庭でも体の調子を整えるために行ったり、運動する前にも行っています。ここでは、正しいストレッチの考え方、行い方をご紹介したいと思います。治療院に来るのは、一時だけですが、体のメンテナンスは日々の積み重ねの方が大切になります。是非、ご家庭で行ってみてください。

ストレッチにはセルフストレッチ(自分で行うもの)とパートナーストレッチ(相手に行ってもらうもの)、バリスティックストレッチ(動きながら伸ばしていく)とたくさんあります。しかし、種類により、行うタイミングが異なってきます。このタイミングを間違えると筋肉は本来の力を発揮できず、パフォーマンスが下がります。

基本的に静的ストレッチ(セルフ、パートナーストレッチ)は運動後や日々の体調管理のために行います。このストレッチは筋肉が良く伸びます。筋肉が良く伸びるため、運動前に行いすぎると、筋肉に力が入らずパフォーマンスが低下します。運動前のストレッチは静的ストレッチをほどほどに行い、あとは動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)を行います。動的ストレッチは、筋肉の張力を残しながら、程よく筋肉を伸ばしていきます。

【ストレッチ時の注意点】
・必ず7秒以上行う(それ以下の場合、筋肉が硬くなる)
・呼吸は止めない(吐いても吸っていても構わない)
・無理をしない(痛みがでるかでないかのところで止める)
・静的ストレッチに限り、反動をつけない

腰痛

大腰筋
大殿筋
大腿筋膜張筋
・大腿四頭筋
下腿三頭筋のモビリゼーション

膝痛

大腿筋膜張筋
・大腿四頭筋

肩こり

肩甲骨のモビリゼーション
大胸筋、菱形筋

腱鞘炎、ドケルバン病、前腕の痛み

総指伸筋、浅・深指屈筋

アキレス腱炎、ふくらはぎの痛み、足底の痛み、冷え性、むくみ

下腿三頭筋のストレッチ
下腿三頭筋のモビリゼーション