ふくしま子ども・女性医療支援センターの開設記念セミナーに参加しました
こんにちは。
8月23日に福島県看護会館 みらいで開催されたふくしま・子ども女性医療支援センターの開設記念セミナーに参加してきました。
このふくしま・子ども女性医療支援センターとは、福島県立医科大学が県の受託を受け、『福島県に住み女性が安心して子供を産み、育み、そして健康な一生を過ごすための医療支援を行う』を目的に開設されました。
その開設記念セミナーでは、
1.新しい産婦人科の診療領域 ‐女性医学について‐
2.わが国の少子化を考える
3.卵子の老化と不妊治療
4.子どもの行動異常を考える
の4題を聴講しました。
どれもためになる講演でしたが、特に印象に残ったものだけをご紹介いたします。
それは、卵子の老化(質)についてです。
卵子というのは、女性の卵巣の中に蓄えられていて、生理の排卵時に1つずつ消費されていきます。
この卵子の数ですが、常に作られ、排卵されているわけではなく、すでに作られている卵子の卵を体に中にストックしています。
つまり、卵子は生まれた時から数が決まっており、月経の度に排卵し、徐々に数が減っていきます。
そして、数が約1000個近くになると閉経をむかえていきます。
卵子は生まれてくる前、つまりお腹の中にいるときが一番多く、生まれた後では約1/3程度に数が減っています。
また、生まれる前の卵子がずっと体とともに年齢を重ねていくため、老化していきます。
ちなみに、卵子の年齢は実年齢+1歳です。
卵子が老化すると、受精率や着床率が下がり、障害児を産む可能性が高くなります。
しかし、鍼灸治療を行うと妊娠率があがると言われています。
これは、鍼灸により卵巣の血流があがり、卵子の状態が良くなると考えられています。
人の体に置き換えて考えてもらうと、体の痛いところや悪いところに鍼や灸を行うことにより、代謝や免疫反応が起こりその部分が改善されていきます。
卵子についても、これと同じような現象が起こると考えられます。
現在、全世界で鍼灸の不妊に対する効果の検証実験を行っています。
検証が進み、効果が立証されることを心待ちにしております。
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